おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

楽譜を見て、弾く気持ちになるには?

「こんにちは!」と玄関を入ってくると

「先生。ごめんなさい。練習、してきてない...。」

ということが続いていた、1年生の〇〇ちゃん。

 

ごめんなさいって、謝らなくても…。

と、私は思いますし、そのように伝えています。

それに、普段から

練習しなさいと、厳しく言ったり

していないことを叱ったりしているわけでもありません。

 

それなのに、ごめんなさいと言うということは

本人がよくないなぁと思っているんだなぁと。

そんな気持ちでレッスンに来るのも、きっと楽しくないよね。

 

そこで、レッスンが始まる前に。

〇〇ちゃん、ピアノ、好きだよね。

どうして、練習できなかったのかな?

聞いてみる。

 

それは、私が

「練習したくなるレッスン」をしたい。

と、思っているから。

どうしたらいいかな?どんなレッスンをしたらいい?

と私が知るために、

聞いているのです。

 

「ピアノをひく気持ちに、ならなかった」

と、〇〇ちゃん。

子どもらしい素直さで

練習しなければという義務感より、

目の前にほかに遊びたい、というのがあれば

弾く気持ちにならない、というのは正直な気持ちでしょう。

 

〇〇ちゃんは、音符を読む練習をしながら

テキストをすすめています。

ドレミファソラシ、まで音符を読めるようになって、

指番号もきちんと見て、弾くのをがんばっていましたが、

今、音符を見ることが、しんどそうです。

 

「どんなのなら、弾きたくなるかなぁ。」

聞いたことのある歌の楽譜でも、

見るだけで、「無理!!」という〇〇ちゃん。

 

あぁ、これはもしかして

私でいうと…

私は数字が苦手、事務的な書類を読むのも苦手なのですが

「紙に、いっぱい数字や難しそうなことが書いてある」

ってだけで、うわぁ、って避けたくなる。

それと似てるかも。

 

1年生だから、これだけやってきたから、

レッスンは、こうすすめたいから、とか…

 

そんなのにこだわらず

もっとゆっくり少しづつ、〇〇ちゃんオーダーメイドの

レッスンをしようと。

 

そこで、テキストに入る前、幼稚園の頃

大きなスケッチブックに色鉛筆で手書きで

音符を書いていた続きをすることにしました。

 

これならできる!〇〇ちゃん、自信がついたみたい。

 

ちなみに、逆戻りしているわけでなく

曲の内容・指の動き面では

ちゃんと、進歩している内容です。

 

次の週。

「先生!練習してきたよ!」

と、〇〇ちゃんの笑顔。

 

「よかった~!」と私も嬉しい♪

やっぱり、上手になっています。

 

上手になりたい。楽譜もよめるようになりたい。

子どもたちに、その気持ちがあるのだから。

 

ますます、

ひとりひとりに合うレッスンを心掛けたい

と、改めて、思いました。