youtubeに、初めての演奏動画!ちょっとドキドキです(*^_^*)
弾き合い会で、ほぼリハーサル無しのライブ録音で
このピアノのタッチに慣れていないため、思うように音が鳴ってないところなどがありますが、そのままの空気感での動画をあげてみました。
今は、演奏動画はネットに溢れている時代。もちろん上手い人の動画もたくさんある中、何か私らしさが伝わるといいな。
この弾き合い会で、2曲演奏、そのうち一曲です。
前回書いたこの記事、体幹も使えてる✨と
奏法で気づきがあったのは、この時のことでした。
【奏法は、目的ではない】
前回のこの記事では、「奏法=身体の使いかた」
の視点で書いていますが、「音楽」なので、それを目的にするのではない。
奏法は、「表現のため」に使うものであって。
そのまえに「何を表現したいか」が大事で。
曲の世界に集中して弾く。ということが大事なのです。
聴いていたお一人が、
「かおりさんがピアノの前に座っただけで、静けさに感動した✨」と言ってくださって。
すごい褒め言葉でした。
それは、身体の意識の面から言えば、
フェルデンクライスのレッスンや、20年以上前にやっていた、心身統一合氣道の教えが自分の中に残っていることもあると思う。
私は、バリバリのテクニックで難曲を弾く!っていうタイプでは全く、なく。
(まだまだ弾いたことのない曲もいっぱいあるし。)
でも、そのとき弾く曲を大切に、自分のものにし、自分らしく音楽的に、
生演奏の場で、聴く人を惹きつける「集中力」は意識しています。
【学びの意図と、曲について】
この弾き合い会の準備から本番に取り組む、
その私の学びの意図(目標)を持っていました。
それは奏法面ではなく(それは大前提として)。
「古典派の曲を(一定のテンポを守るという意味でも)古典派らしく、かつ、自分らしく歌い、音楽的に表現する」ということでした。
ベートーヴェンの「悲愴」は、実は題名のイメージほど「悲しく、いたましい」曲ではなく。
私は、この2楽章は、
弦楽合奏のイメージで、メロディーは弦のボーイングを意識したテンポで歌わせる。
また、中間部の短調の内声の音色とタッチは、特にイメージを持っていました。
譜面の上で難しい曲、というわけではないけれど、表現の面では、世界の巨匠も弾かれていて、
本当に奥が深く、レパートリーとして深めていきたい曲です。
この日の演奏は、そのための、一段階として
これから年齢を重ねるとともに、もっと味わい深い演奏ができるよう目指していきます。