おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

上達のコツ~こころと身体

「上手く弾けない!」と、イライラしてしまう、

くやしくて、がんばって

何回も弾いてみるのに、ますます間違ってしまう…

 

どうして、そんなふうになるのでしょう?

 

年齢で言えば、だいたい小学校3年生くらいからそれ以上で、

そんな状態になる子がいます。

幼い頃は、特に何も考えずに楽しく、練習できたのに。

だからそれは、心の成長のあらわれでもありますね。

 

でも、イライラしてがむしゃらに弾いているときって、

心と身体はどうなっているでしょう。

 

肩に力が入っている。

腕や手首に余分な力が入っている。

 

心の中は。

くやしい。イライラ。くそーっ!

なんで!?今度こそ!

こんな感じでしょうか。

 

ただただがむしゃらに、むきになって

何回弾いてみても、弾けば弾くほど

逆に、間違うところが増えたりしてしまいます。

全然上手くいきません!!

 

そんなとき。

ふっと、息を吐いてみましょう。

肩や腕、手首が下がるのがわかります。

 

余分な力を抜く」は、「上手く弾ける」の最大のコツ

なんです。

ピアノ以外でも、スポーツでも

身体を使うパフォーマンスは、みんなそうなのです。

 

 「上達のコツ」

って、私たち大人も、子どもの頃から習ってきませんでした。

学校の体育の授業でも、上達のコツなど、習ったことがありません。

(個人的には、今でも同じように見えます。)

私は大人になって、合氣道を習ったときに初めて、身体を使うコツを知りました。

ピアノに関しても、同じです。 

 

さて、

そんなふうにピアノの練習で、

イライラして何回も弾いて、弾けば弾くほど逆に下手になる…

という状態になってしまったとき。

 

そのムキになってしまう心を、ふっとゆるめてあげる

そして、上手くなるコツを感じてもらう

 

そこが、講師の腕の見せどころ、かもしれません。

 

がむしゃらに、力の入った状態で何回も弾いて間違う、

というパターンを繰り返すと、

「その状態の練習」をしているようなものです!!

(悪循環ですよね!)

 

そこで、

心を落ち着かせて、ふっと力を抜き、

「違うやり方をやってみる」提案をします。

本人は抵抗することもありますが…

違うやり方をやってみるって、大事なんだよ!!と。

そうすると、

一回でも上手く弾けるときが、ある。

そんなとき、「その感じだよ!」と声かけをしてあげる。

 

上手くいくときの身体の動き」、

その「いい感じ♪

を身体に覚えさせる、

そしてより、「いい感じ」を目指す

それが、上手くいく練習なんです。

 

それは、私が子どもたちに伝えたい大事な、

上達のコツです。

 

それからこれは余談ですが、

他の教室に通われているお子さんの保護者さんからときどき、相談を受けることがあるので…

まわりの大人からみて

弾いている子どもの心と身体は、どんな感じですか?

上手くいかない子に対して、先生や親が怒ったりして、心を萎縮させたり

ただただ、できるまで練習しなさい!と言ってみたりしても

上手くはなれないのです。

 

繰り返しますが、上達のコツは

子どもでも大人でも、

ピアノ 以外のパフォーマンスでも何でもそうで、

子どもも自覚的に練習ができるようになれば、

「自分は今、どんな状態かな?

心は、身体は?」

それを感じる

ことが、まずは基本です。

 

そこに、

意識を向けてみる ということです。

これは、どんな段階・レベルでも、同じです。