おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

教室のピアノレッスンの方向性。私の想いとこれから

ピアノを教え始めて30年になりました。
音大入学時に、近所の子を教え始めたのが始まりでした。
始めたころの18歳の私は、講師としてはまだまだ、本当に未熟だった…と、
今は思います。

結婚、その後子どもが少し大きくなり、
今の自宅教室でレッスンするようになり、
改めて、自分自身のレッスンを受けながらの勉強、演奏も再開し続けています。

生徒さんへのレッスンも、経験を積んで、
若いころよりずっと内容が深くなり、「質」を高めてきたと自負しています。

また、
ピアノの演奏を教えるという、レッスンについてだけでなく、
「子どもを見る目」を深めてきたと思っています。
それは、私自身の生き方、人生勉強と深く関わっていることです。
(これから、そういうこともブログにも少しづつ書いていこうと思います。)

ひとりひとりを見て、その子の理解のしかた、
感じ方がどうかを感じ取る。

そういうことが、私はとても得意だと思います。
その子にとって何かが難しいとき、理解し、できるようになる道筋。
講師としてちょうどよいものをちょうどよいくらい、
自分の引き出しから出してきて、提案すること。
音楽のイメージを持てるよう、伝えること。

レッスンでのいろんな角度から積み重ねてきた体験が、
ある日、結びついて、
パッと、その子の中で腑に落ちるときが来る。
そんな道が見えるのです。

「いろんな角度から積み重ねた体験」
から生まれた理解や、できるようになったことは、
自然と時期が来て熟したものなので、
ああしなさいこうしなさい、練習しなさいで
一見、クリアできることとは、質が違うのです。

そして、
レッスンは、音楽を通した、繊細なコミュニケーションだと、
日々、感じながらレッスンしています。

レッスンの中にこそある、深い豊かな時間…。
そんなふうに、
レッスンを受けて年数が経つごとに、
ひとりひとりの子に変化が出てきます。

私の伝えたいことを感じて、すぐに演奏の表現に変化を見せてくれたり。
たとえば、
大人しく、あまり意見のなかった子が、
リラックスした笑顔を見せてくれ、曲の表現について話しあえたり。

レッスン前に今日学校であったことなどの、雑談ももちろんいいのですが
そんなことよりも、もっと深い
音楽の中にあるものを、感じあう交流、
というようなものかもしれません。

音楽は、
目に見えるものや、数字で表わせる成果が出るわけではありません。
成果は、
何歳でどの曲を弾ける、といったものではないのです。

どれだけ深く豊かな体験ができるか、
そういうことが
一生の宝になっていくのだと思います。

さて、
長年レッスンをしてきて、お月謝はずっとそのままでしたが、
このたび、来年1月に、お月謝改定をさせていただくことにしました。

内容をさらに深め、「響きを聴くレッスン」を軸にしながら
生徒さんに、ここの教室、この先生だからこそと
思って喜んで来ていただけるように、
日々感覚を磨き、ひとつひとつのレッスンを大事にしてまいります。

そして、通常のレッスン時間だけでなく、
進度の近い子2~3人づつのグループを組んで、
グループワークを、月一回、することにしました。
これについては、お月謝やレッスン料はいただきません。

「ピアノ音楽くらぶ」と名付けました。

1月に先がけ、すでに、始まっています。
次に、その様子を描きたいと思います。