おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

「濃い」レッスン

生徒さんたちのレッスンの様子の話も 

書くことがいろいろとあるのですが。

私自身、今本番に向けて、濃い学びの続く時期なので

またしばらく、

「私の学び」カテゴリで書くのが続きます。

 

3月の公開演奏会に向けて、

前回は分析のレッスンでしたが、

今度は、ピアノの演奏のレッスンを受けてきました。

 

いやはや!

それはそれは、「濃い」レッスンでした!

 

 きっと、この日受けたレッスンが

私のピアノ演奏の

転機」になるかもしれない。

変化の、大きなきっかけになるかもしれない

そんな予感がします。

 

レッスンは、こんなふうでした。

まず私が、ひととおり通して弾いて聴いていただいたたあと、

最初の1音の出し方から

イメージ、からだの使いかた、呼吸、

 

そして次に進むごとに

ひとつのフレーズでも

どんなイメージを持って弾いたか?聞かれ

ひとつの音でも

「どう弾くか」が自分の中になく、ただなんとなく弾いたりすると

…先生の前では、もう「丸裸」状態です。

 

私が弾いたのを「こんなふうに聴こえるよ」、と

あらゆる比喩を使って言ってくださるので

あまりに的確で、それが面白くて笑ってしまうことも。

 

音楽的な、また作曲家の意図からの

弾き方のアドバイ

 

「響き」で表現すること。

単音の旋律だけの部分も

単音連打の伴奏も

たったそれだけの音しかない(音が少ない)部分を、

響きで表現する。

 

この曲はシューベルトらしく、

和音の連打が続いたり

あらゆるテクニック、音型が次々に出てきて

どんどん転調していく

(たとえばショパンやリストの曲のような)華やかさがない、地味な曲なのですが

10分近くの長さのある曲を「聴かせる」という意味で

表現上の難しさがある曲です。

 

そして

からだの使い方のアドバイス 

 

手や指だけでなく、からだ全体

背中まで使えているか

動きが、どう伝わっているか

鍵盤から弦に、動きが伝わり音が響いているか

音がどこまで響いているか

 

手首や肘に一瞬の力み、動きのブロックが入ったとき

呼吸はどうか

肺は、胸だけでなく鎖骨の近くや背中側まで広いそうなのですが

そこまで使って、息が吸えているか

 

手加減なく、容赦なく指摘があり

それは

私に「氣づき」を与えるものだったと思います。

 

言われてすぐに弾き方を変えると

「そう!」と言ってくださるので

私もそれを身体で覚えて

 

途中から音が変わった、と先生に言われ

自分でも身体全体の感覚が、変わったのです。

 

先生は、

からだが本当にゆるむと

からだが、どう弾いたらいいかを教えてくれる、と。

そうなったら、本当に面白いよ、と。

 

ホームページやブログにも過去に書きましたが

私も、からだに注目して学んできたので

本当にそうだろうと、思うのです。

 

このレッスンが、きっと転機になる

そう書きましたが

私は、この数日間で、からだの使い方を変える

弾き方を変える

つかんでみせる!そう決めたのです。

 

それは、本氣の探求です。

 

けれど、「必死の練習」ではないのです。

 

面白くて夢中なんです。

 

長くなるので、次の記事に続きます。