おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

ピアノ演奏での身体の使いかた~その1・動きには『質』がある

これまで、「ピアノと身体」というカテゴリで、いくつか記事を書いたのですが

「身体の使いかた」について、改めて書いていこうと思います。

 

これは、教室の生徒さんの保護者の方、

ほかにもブログを読んでくださる、ピアノを学ぶ方たちのために

なるべく文章でわかりやすく伝えること

を、目的とします。

 

実際に、レッスンに来られている特に大人の生徒さんには

「奏法と音楽の結びつき」を中心にレッスンしていますし

主に、それを学ぶことを目的として来られています。

 

楽譜の中でどんな表現が求められていて、どう弾きたいか、そして

曲の中のうまくいかない部分で、ご自分の動きがどうなっているのか、

をお伝えして、改善のポイントをお伝えする。

すると、その場ですぐに演奏が変化する。

そういうレッスンです。

 

一方、子どもの生徒さんには、導入から

動きや奏法の指導は、難しい理屈抜きで、わかりやすくしていますので

主に、保護者のかたに読んでいただければ、

よくご理解いただけると思います。

 

 さて、

この記事の「動きには『質』がある」というタイトルですが

動きの「質」って、どんなことでしょう。

 

超一流のスポーツ選手の動きは、無駄がなく美しいですね。

「質の高い動き」と言えます。

 

また、一般の人、特に何のパフォーマンスをしているわけではない、という人でも

日常の中でのからだの動き、たとえば

立ったり歩いたり、何かの動作をするときにも

動きの「質」があります。

 

からだに歪みやこわばりがあると、ぎくしゃくした動きになり

動くのがしんどくなったりします。

それは、一般に「老化」と思われていることも多いのですが、

年齢は若い人でも、特に病気でもないのにどこか動きづらく

痛み、たとえば腰痛や肩こりがある人もいます。

 

赤ちゃんだった子どもが、誰に教わらなくても立てるようになり

よちよち歩きはじめますが

その頃の子どもは皆、姿勢がよく、動きも美しい。

天才的な質の高い動きをしているのです。

なのに、就学する頃には姿勢の悪くなってしまう子もいる。

 

姿勢や動きの不具合は、

その人が、いつのまにか身に付けてしまった

からだの動き、からだの使いかたの「癖」によるものです。

 

ただの生活の中での動作でも、動きの質の差が出ますが

たくさん練習して身に付けるようなこと

人間の動きの中でも、特に高度な動きである、

「ピアノ演奏」というパフォーマンスは

さらに、動きの質の差の影響が、大きくなります。

そして、気をつけないと「癖もつきやすい」

と言えると思います。

 

続きます♪