おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

体験レッスン、一緒に弾いて

昨日、体験レッスンに来てくれた、2年生の○○くん。

お引越し前に習っていた、バイエルを持って来られました。

すこしお話してから、ピアノの前に座ってもらいましたが、

ちょっと緊張ぎみに見えます。

緊張してる?と聞くと、うん、ちょっと…。

と答える○○くん。

 

そこで、持ってきた曲を弾くのはやめて、

「初めてさわるピアノだもんね。

じゃあ、まずはピアノと仲良くなろう」

 

というわけで、「トーン・クラスター」でまずは、思い切り

ピアノをあちこち、鳴らしてもらうことにしました。

 

トーン・クラスターは、鍵盤のひとつの音を弾くのではなく、

いっぺんに、じゃーんと弾いたりするものです。

ただの遊びではなくて、

手の平や手首、指 いろんなところを動かす

奏法の練習になるのです。

 

今まで普段、出された宿題のバイエルなどしか弾かなかった、

という○○くん。

鍵盤の、限られた範囲しか使わない教則本なので、

こんなふうに鍵盤の端から端まで使って弾くこと自体が、

はじめてのようです。

 

つぎに、楽譜を初見で弾くのは難しそうだったので、

五線譜なしの簡単な曲で、連弾してみました。

 

一緒に弾くと、

「あっ…」と、○○くん、氣づいたみたい。

 

「もうちょっとこう弾いたらよかった、って氣づいたよね?」

と言うと

「うん」。

 

そう、一緒に弾いたら氣づくのです。

何も指摘しなくても。

 

奏法のコツをいくらか伝えて、弾いてみます。

音楽的な演奏って、こうしたらいいんだ…って、感じ取れると思います。

 

いろいろな初体験だったようですが、

お稽古が楽しい、って思ってもらえたんじゃないかな。

私の教室では、バイエル教則本は使っていないのですが

○○くんに合うやりかたを、いくつかお話しました。

 

早速、入会されました。

私も楽しみです!

 

(氣付く、の氣の字は、私が合氣道を習っていたときに

本来の文字は、こう書くと習ったので旧式に、書いています)