昨日のレッスンのようすです。
レッスンが終わって少しの時間に、ピアノで好きに弾いていた○○くん。
あれ?その曲は…。J.S.Bachの曲です。
○○くんはまだ習っていなくて、今やっているよりも、難しい曲。
「その曲、どうして覚えたの?」と聞いてみると、○○くんは
「クラスの●●さんが、弾いていた」って。
それを、耳で覚えて弾けることは素晴らしい!
楽譜が読めることはとても便利なことです。知らない曲が弾けるし、昔の作曲家が残した楽譜から自分なりのイメージを持って「読み取れる」のですから…。
楽譜を目で追いながら弾く、というのも大事な能力です。
けれど楽譜がないと弾けない、というのよりも、聴いて覚えて弾けるほうがすてき。ひとつの素敵な能力です。
○○くんが覚えて弾いていたのは曲の一部分でしたが、
「この楽譜に入っているよ」というと「弾いてみたい!」と○○くん。
お友だちが弾くのを聴いて意欲が出るのは、すてきなこと。
私たちが子どもの頃と違って、今はピアノを習う子の数が少なくなっているそうです。
ピアノを弾く子が増えて、子ども同士で、こういう楽しい憧れが増えると嬉しいな。