レッスンをはじめて1ヶ月ちょっと、1年生の○○ちゃん。
レッスンでは、五線譜を習う前に、いろいろな体験をしています。
音の高さやリズムも、単に鍵盤の場所でおぼえるのではなく、
からだで感じてもらえたらいいなと思います。
ここ数週間は、「笛」も吹いています。
小さい子には、リコーダーなど穴を押さえるのが無理なのですが、
この笛は、指も届きやすく、穴も押さえやすいものです。
音は「ペンタトニック」、5音音階でできています。
ピアノは「身体から遠い楽器」ですが、
笛は、呼吸と一緒に音が鳴るので、身体で音楽を鳴らすことを体験しやすいのです。
この日のレッスンでは、
数回のレッスンで歌ったりしていた歌を、笛でふきました。
何回かの体験で、息の入れ方がわかってきたようです。
今日は、いい音で吹けて、にっこり! 笑顔が出ました。
ピアノも、最初から自然なからだの動きを大事に、レッスンしています。
黒鍵をふたつ一緒に押さえる和音を弾きます。
そこで、いい音はどんな音かな?と、ピアノの中をみてみます。
グランドピアノの中にある弦、ハンマーとダンパーを観察して、
鍵盤をさわってみます。
○
○ちゃんの顔がぱっと輝きました!
いつも恥ずかしがりやさんの○○ちゃんですが、げんきに質問にお返事します。
グロッケンをたたいてみます。
はじめてたたく○○ちゃんは、「コン、」と響かない止まった音を出して、
思わず自分でおかしくて笑ってしまいました。
先生の音はきれいに響くなぁ~。
「音を響かせる」、「ねらって打つ」
ということがわかってきた○○ちゃん、
そのあとは、きれいな音で鳴らすコツがわかったようです。
ピアノも鍵盤がつながったハンマーが、弦をたたくので、似たしくみです。
○○ちゃんは、手首をやわらかくして和音をひくことができました。
いい音が出たときは、笑顔が輝きました!
○○ちゃんが耳をすませて聴くことができているのが、よくわかります。
ピアノの中を観察して、体験したあとの
○○ちゃんは、いきいきしていました。
追記:楽譜にスムーズに入れるためのレッスンもしています。
最初から楽譜を教えるよりも、楽譜のしくみをわかってから入れるので、
結果的にスムーズにすすめるのです。