一昨日は、毎月の私の楽しみ、「フェルデンクライス・メソッド」のレッスンを受けに、一日がかりで、はるばる明石まで行ってきました。
「フェルデンクライス」は、まだまだ日本ではあまり知られていませんが、「気づきのボディーワーク」と言われるとても素晴らしいメソッドです。
こうして毎月一度のレッスンを受けるようになって、2年と3ヶ月経ちました。
私は「ピアノと身体」をテーマに、ホームページにもたくさん書いています。こうして探求して来られたのも、今はこのフェルデンクライスのワークの指導をしてくださっている先生であり、17~8年来の友人であり、私が最も信頼している人生の先輩でもある陽子さんのおかげが大きかったと、改めて思います。
陽子さんは、ヨガなどあらゆるボディーワークを研究し、フェルデンクライスにたどりついたそうです。身体についての理解の深さは達人級。私は陽子さんから、レッスンを受ける以外にも、長年のおつきあいで話したりしているうちにも、身体についての学びを深めてきたのだと思います。
フェルデンクライスのレッスンはどんなものなのか、言葉で説明することは簡単ではありません。
レッスンでは、ヨガなどと違い、手本を見ることなく指示を聞きながら動きます。小さな小さな動きが多いです。そして、自分の身体の内側、心にも意識を向けて、ただ「自分のしていることを深く観察」していきます。
無意識にパターン化した自分の身体の動きの「癖」に氣づき、脳が新しい回路をつくっていきます。
どのように身体が動くかを組織化することである」
というフェルデンクライスの言葉が、レッスンの内容をあらわしています。
一昨日は、グループレッスンのあと、初めて個人レッスンも受けました。
どこか身体に故障や不具合のある人は、一回のレッスンで劇的な改善があることもしばしばです。一方、私のように健康で、ダンスやスポーツ、演奏などのパフォーマンスの改善を目的としてレッスンを受ける場合は、どのくらい変化に氣づくかどうかもときによってさまざまです。しかし意識にのぼらなくても、ある日急に変化に氣づいたり、いつのまにか大きく変化していたりするようです。
そこがまた楽しいのですが、…私自身、こういうことが毎月の何よりの楽しみだという自分に、これも性分なんだなぁと。
このレッスンを受けているうちに、身体と一緒に心も、柔軟に変化していっていますので、ますますこれからが楽しみです。
(ピアノをいい音で演奏できるようになることも、世間一般の常識とは違うと思いますが、「年齢は、可能性を制限するものではない」と私はホームページにも書いていますので!)
私が受けているレッスンのホームページです。