おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

想うこと

涼しくなって、過ごしやすくなり、

ピアノの状態もよくなってほっとしています。

別記事に書くつもりですが、

この夏の猛暑の中、ピアノの音管理も、大変だったんですよー…。

 

ブログ記事の更新が遅くなりました。

今年の夏は、本当にいろいろありましたね。

日本の国のあちこちで...。関西でも。

 

猛暑に、地震、台風に大雨。

自然災害が多すぎました。

 

全くの私事ですが

9月のはじめ、私の父が亡くなりました。

 

父は長く寝たきりでしたし、夏から覚悟はしていましたから

突然のことというわけではなかったのですが。

 

父が最初に倒れたのは10年前、

母が自宅で長く介護し、その後は入院していました。

 

亡くなると不思議なもので、

いろいろと過去のことを思い出します。

 

私にとっては、親しい父とは言えませんでした。

仲良く話をするようなことはなく、

私は褒められたり認められたりすることが、ほとんどありませんでした。

私がピアノをしていることを、

喜んだり理解したりするような言葉はありませんでしたが、

それでも

私がやりたがるからと、小学校卒業のときに音大の先生につけてくれ

レッスンに通わせて、音大を卒業させてくれました。

 

実家でピアノ教室の発表会をするときは、いつも手伝ってくれました。

私に娘が生まれたら、それは可愛がってくれて。

 

父は会社員でしたが、器用で、

畑仕事、大工仕事、生活に役立つようなあらゆることが上手にできて

いつも身体を動かし手足を動かして、手間を厭わず働く人でした。

 

言葉や態度ではなく、そうして

何かをしてあげるという実際の行動で

愛情を示してくれていたのかもしれません。

 

自分が子どものとき、わからなかったことが、大人になって

そして亡くなったあとになってわかり、

今更ながらの感謝を、知るのかもしれません。

 

葬儀の翌日も、教室のレッスンはして

私自身、毎日変わらず、ピアノも弾いています。

 

これも、父のくれたギフトだったのだと思います。

 

いつもどんなときも

ピアノを弾き、教えることに

集中できて、

レッスンで音楽を通じたコミュニケーションと

私が弾くことでの音楽の美と、学びに

いつも癒されもしていて、そこには喜びがあり

改めて、そのことに感謝をしています。

 

そして、これからも人生の中で

気付いていくのだと思います。

 

深い感謝に。