おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

リハーサル、本番前。

ブログ更新に間が空きました。

日々の生徒さんのレッスン、

そして私の、毎日の練習に、先生のレッスンを受けたり…

この2か月、とても「濃い」日々でした。

 

明後日に本番を控え、久しぶりに記事を書きたいと思います。

 

ちょうど一週間前、ホールでのリハーサルでした。

 

3月半ばに、先生の会でブラームスの曲を公開演奏し

その後すぐ、

明後日弾く予定の、ショパンの練習に入りました。

 

こんなに本番続きで違う曲、とは、

我ながらハードな予定を組んだものです。

 

ところが、新しい曲に取り組み始めたその頃、

身についていたはずの「奏法」が

昔の癖が出てきたのか、思い通り表現できなくなり

苦しい1か月半を過ごしました。

 

今思えば、(フェルデンクライスの先生がよく言われる、)

身体がよりうまく使えるようになる段階で

一度は出てくる「引き戻し」だったかもしれません。

 

ある日突然、あっ!と気づき、

上手くいかなかったことが急にできるようになり

響きを取り戻し、

表現ができるようになりました。

 

ほんの少し、身体の意識の使いかたを変える、

たったそれだけのことだったのです。

 

一か月半、まるで、長いトンネルにいたのが

一気に明るい光の中に出たようでした。

 

その頃、仲間と、初めてのホールでの試し弾き。

あまりにも響きすぎるくらいのホールに

スタインウェイのフルコンサートピアノ。

 

弾き方で響きの調整、ペダリング

鍵盤のタッチに慣れること…

 

仲間もみんな、驚き、戸惑いながらも

一か月間、練習しながらまた、調整し直しました。

響きすぎるホールに合わせてペダルを減らし、

指だけでレガートにきれいに弾けるよう練習したり

フォルテがうるさくならないよう響きが出るように、など。

 

そして、先週のリハーサル。

今度はピアノになじめて

落ち着いて表現できました。

 

奏法で迷子になった一か月半が過ぎてからは、

残りの一か月、

一気に、曲を仕上げ、

思い通りに表現できるよう練習、そして暗譜。

毎日、夢中で弾きました。

 

明後日出演する、「サロンコンサート」は

音大のピアノ専攻の同窓生たちが

それぞれ、ソロ曲を演奏します。

 

私の弾く曲は、ショパンマズルカを3曲。

それぞれ性格の違う3曲を組みました。

マズルカは、ポーランドのダンスのリズムがベースで

ショパンが芸術作品にしたものなので、

リズムが特徴的です。

身体に硬さがあると、そこが表現できないのですが

「引き戻し」期間を過ぎたことで

得たものが大きかった。今はそう思います。

 

さて、あと二日間。

本番までの調整。

音楽の喜びを表現できるように。

がんばります!!