小学生の生徒さんに使える教材、
私達が子どものころは「バイエル」がほとんどでしたが
今は、選択肢がたくさんありますね。
だからこそ、
講師は、じっくり教材研究をして
生徒さんひとりひとりをよく見て、適正を観察して
教材を選びたいと思います。
いろいろな教材をみてきましたが
なにかのメソッドや教材を選んでそれを順にやれば大丈夫!
というものはなくて、
なにより、子どもの状態をみて
どのようにレッスンしていくかが大事
と思います。
それから特に大事なのは
「いつ使うか」。
年齢や時期によって、かなり、適正が変わってきます。
大事な導入期、幼児さんのレッスンのしかたについては
また別の記事にしたいと思いますが
今日は、小学生の生徒さんの教材について
ご紹介します!
まずは、
私も生徒さんに、かなり以前(20年?)から使っている
アメリカの古典的な教材です。
「トンプソン現代ピアノ教本」
オリジナル曲や編曲ものも、曲がいいし
着実に力を付けていけます。
はじめのうちから「曲のかたち」や「音型」に注目させて
楽譜をよむ力を付けるところも、いいですね。
私は「奏法」と「読譜」を別に考えていますので
奏法は奏法で、この教材に記載なくとも 指導しています。
ただし、この教材は、調号の多い調が増えてくるあたりから
一気に難しくなってしまうので
ほかの教材を併用して、充分にそのあたりを補います。
愛用しているのは、
現代のアメリカの作曲家、ギロックのもの。
「ギロック ピアノ メソード
ピアノ オール ザ ウェイ!」の、「2巻」。
この一冊で、全調とその主和音を「コード」で学びます。
「2巻」の前に「1a」「1b」の2冊がありますが、
これはまた違った内容で、別の使いかたができる。
「2巻」だけを取り入れるのもアリです。
適正は、小学校2年生ぐらい。
生徒さんの好みや適正によって
ほかの教材もありますが、
今日はこのへんで。