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今日は、ちょっとピアノの話を離れて…。
先週の日曜日は、
娘も中学校の吹奏楽部から出演した、
を聴きに行ってきました。
学生たちは、練習の結果がすぐに出るので
がんばったときは、演奏もよくなりますね!
いろいろな学校の演奏を聴くのも、楽しかったです。
そして週末は兵庫県のコンクール、と、娘は中学3年の受験生ですが
まだまだ部活がんばっています。
「ピアノ演奏での身体の使いかた」をテーマに
いくつかの記事を書き始めていますが、
実はこれは、ピアノ演奏に限らず、いろいろな身体の動きに応用できることなのです。
そこで、ちょっとしたエピソードを。
娘は部活でクラリネットを吹いているのですが
ある日の家でのこと。
連符がうまくできない~、と娘。
なにやら、「速い音符を吹くのに、指がついていかない」ということらしい。
聞いた私は、
あんなに毎日部活で練習しているのに…そんなん、家で、クラリネット持ってなくても練習できる!(娘は学校の楽器を借りています)
と言って、娘に指導を始めました。
(と言っても、一緒に出かけながらあれこれ言ってただけです。)
クラリネットの指の動きは、ピアノよりずっと簡単なはず!
「指先に意識を伝えるのは、どういうことか」
について語ってただけですが
次の日から、できなかったパッセージができるようになったそうです。
また別の日。
娘が「クラリネットで腱鞘炎になりそう。腕が痛くて…」
なんだと~~!!と私。
「それは、持ち方が間違ってる!!痛みは、身体の使いかたの間違いのサイン!」
早速、食品用のラップの芯(笑)をクラリネットに見立てて構え、
「こうやって持ってない!?(やってみせる)
こうやって(と言いながら、構えかたを変える)持てば、腱鞘炎になんかならない!」
見ていた娘、
「あ…そういうふうに(前者)持ってたかも」
と、氣づいたらしく、翌日からすっかり治ったようです。
これは簡単なことなんです。
解説すると
前腕(肘から先の腕)の筋肉には
「伸筋」と「屈筋」
があります。
伸筋は、腕の外側についていて、
手の甲側から肘につながっている筋肉。
手の平を胸にあてたとき、外側になり
ピアノの鍵盤に手を置いたときは、上になる
ほうに、ついています。
屈筋はその反対側にあり、
腕を曲げたときに縮む筋肉です。
娘の話の例では、
伸筋を反応させて楽器を持ってしまうと、筋肉に余分な負担がかかります。
逆に、
その部分の力を抜いて持つと、自然に負担なく楽器が持てる、
ということなんです。
私が習っていた合氣道の流派では、
「親指でなく、小指で持つ」と習いましたが、
今思えば、それって、使う筋肉の問題で、
身体の動きの法則そのもの、なんですね。
(やってみていただければわかると思いますが
実際にクラリネットで小指のキイを上げ下げするとき、
指を楽器本体から離すかどうか、ということでなく
構え方の問題です)
こういう視点から動きを見ると
いろいろなことがラクになったりします♪
次は、ピアノの話を書きますね