おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

プレ・ピアノレッスン

以前から、始めたいと思っていた

「プレ・ピアノ」レッスン。

 

新しい生徒さんとのご縁をいただいて

今回、始めることにしました。

 

その内容は、

「ピアノを弾くために必要な、大事な準備期間」。

 

なぜって、

ピアノを弾くことって、とても高度な

身体パフォーマンスなんですよ。

 

小さい子は、「身体の分化」がまだできていません。

まずは、そこを育てていく。

 

指一本づつ動かす、ということもそうですが

それ以前に、

手首、腕、…それぞれの動きを目覚めさせていきます。

 

それも、楽しく、ね!

 

楽譜を見て弾く、ということもとても高度な

脳と身体の連携プレイ。

 

「真似」で覚えて難しい曲が弾けるのに、

全然楽譜が読めない…という状態では

あとあと困りますが、

かといって

小さな子に

いきなり楽譜を読ませたりはしません。

小さい子にとって、楽譜ってとても難しくて捉えにくいんです。

 

だからまずは、楽譜の「しくみ」が

絵を見るように、直感的にわかるように

すこしづつ、お稽古しましょう。

 

急がなくても、いいんですよ。

ちゃんとその年齢になり、その子に合う指導・お稽古があれば

ラクに、楽譜は読めるようになるんです。

 

かくいう私も20歳代の頃は、

3歳のお子さんにもピアノを教えていたのですが…。

大手の教室や、町の教室でも、

まだ小さい年齢のお子さんに難しい曲をたくさん弾かせたり、

楽譜を書かせたりされているのを、よく見聞きします。

 

「模倣」の年齢なので、小さい子どもは

「真似」で、すごく弾けてしまったりするのです。

(保護者のかたも、それを見ると

すごいって思ってしまいますよね)

でも、その子が小学生になって、

実は、楽譜もよめず、新しい曲が弾けなかったりして

全然、ほんとうの力がついていない、とわかったり、

指の成長途中で無理したため、

手のフォームに変な癖がついていたり

といったことも、よくあります。

 

お子さんの年齢や発育状態により、

まだピアノを始めるには、ちょっとだけ早いかな、

というお子さんでも、

「プレ・ピアノ」で、ゆっくりじっくり、

根っこ育て」を

していただくことをおすすめします。

 

身体の分化(ばらばらに動かす)

と、統合(身体の部分の、つながり。連携プレイ)

を育てる、

じぶんの身体への感性を磨く

 

ことを目的のひとつとしていますので、

ピアノだけに役立つのではなく

必ず、お子さんの成長の助けとなるはずです。