土曜日、観にいってきました!
バレエ「白鳥の湖」 全幕。
私は全幕の舞台を観たのは、初めてなのです。
「白鳥」は画像で観ることはありましたが、実際の舞台鑑賞は初体験。
会場に足を踏み入れると、いつも行くような音楽会、演奏会とは少し客層が違う様子。バレエをなさっている方や習っているらしいお子さんたちが、いっぱいでした。
この舞台の指揮者・芸術監督である彼女とは、
実は音大受験前から親しかった昔なじみなのです。
(TVやメディアだけでなく、ネットでも話題に上りやすい超有名人なので、検索にあがるといけませんので、本文中にお名前は出さないように書いています。)
彼女のチャイコフスキーやそのバレエへの共感、愛、思い入れは18歳の頃から語り聴いていましたが、今回の舞台では、音楽だけでなく演出も全部を創り上げられたのは、あの頃からつながっていると感じました。そして、その想いの深さが伝わってきました。
音楽と一体となったバレエの舞台は、「美しい!」のひと言。
その世界は、日常を忘れる、まるで夢のような世界でした。
舞台を楽しみ、音楽を味わい、ほんとうに贅沢な時間でした。
私は、音楽会で生の、素晴らしい演奏を聴いたあとは、何日もたっても長い間あとを引くことがあって、繰り返し思い返したり、その曲のCDを聴いたり、作曲者や曲の背景を調べたりと、聴いたあとの時間を楽しむこともあります。
今回のバレエ全幕鑑賞の初体験も、心に残り、余韻を楽しめそうです。
「白鳥」は解釈がさまざま、演出やストーリーもほんとうにいろいろあるのですが、ほかのものも観てみるのも楽しめるかもしれませんね。
生の音楽、芸術体験が自分自身を深めるということ、若い頃以上に、今、実感しています。