お盆休みが終わり、通常通りのレッスンが始まりました。
子どもたちも夏休みもあと残り少なくなってきましたね。
今夏は猛暑だったので、少し涼しくなると嬉しいです。
さて、お盆休み、家族とお出かけのあいまに、家の片づけをしていました。
今は中学2年の娘が幼児だった頃、私が読んだ本や育児日記、想いをまとめた文章など…ちょっと懐かしい物が出てきました。
そして思い出したのは、その頃学んで、子育ての指針としてきたいくつかの言葉。
「子どもにとって、権威ある大人でいること」
というものがありました。(シュタイナー教育でよく言われる言葉です。)
権威ある…と日本語で言うとちょっとイメージしにくいのですが、
「ガイドする」という言葉がぴったりくると思います。
「権威主義的」な親になりたくない、かといって受容的すぎて子どもの言いなりになったり振り回される親では、問題がある。
一番望ましいのは、子どもをガイドできる智恵を身に付けた、
身近な大人でいられること。
子どもはもともと、無意識に大人を信頼しているのだから…。
改めて、子育ての方針も教育方針も、共通しているところがあると思いました。
ピアノの指導をするときには、
もともとその子がもっているよさの、輝きが増すように
「音楽の世界のガイド(=案内人)」でいたい、と思います。
前記事で、
息子のピアノレッスンはマイペースにやっていると書きましたが、
放任的にしているわけではありません。
美しい音楽に出会えるよう、導いています。
ピアノのお稽古には訓練的な要素、つまり練習も必要となってきますね。
それをどのようにするかですが、
大前提として「いい音で弾く」、そして「音楽的な体験」が大事。
それがあるとないとでは、全く違ってきます。
いい体験をしている子を見ると、私も嬉しくなるのです。
そうしながら上達できるように
…今のこの子には、どういうやりかたがいいかな?
といつも考えて、生徒さんひとりひとりをみています♪