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暦の上では立秋がすぎましたが、暑さはまっ盛りですね!
ピアノ教室も、1週間はレッスンがお休みです。
そこで、4月23日に書いた記事、
以来の、うちの息子のピアノレッスンのようすを書いてみたいと思います。
さて、レッスンを始めてもうすぐ半年になる、小学校3年生の息子。
相変わらず、マイペースにレッスンしていますよ~。
いわゆる一般的な、普通のピアノレッスンと子どものお稽古のしかたって、
どんなふうでしょうか。簡単に書くと…。
レッスンで「宿題の曲」をもらう。家で、その曲を練習する。
レッスンでのアドバイスや注意された点がよくなるように、何回も練習。
次のレッスンで、上手に弾けていたら合格(マル)をもらう。
そして新しい宿題をもらう。
…こういった感じではないでしょうか。
息子の場合、それがちょっと型破り(?)なんです。
まず、レッスンで弾く曲は、自分が決める!(弾く順番も自分で)
次に弾く曲はこれ!と、どんどん弾いていきます。そして、
「合格(マル)」がない!
弾いた曲の多くは、「レパートリー(いつでも弾ける、持ち曲)」になっています。
弾けるようになったから終わり、ではなく、本人が氣に入っている限りは、ずーっと(何ヶ月か経っても)毎日でも弾きます。
なので、一日に弾く曲は、常に20曲ぐらい。
教本が一冊終わっても、前の本の曲も数曲、
気に入ったものはずっと弾いています。
とはいえ、私も誘導しますから。
次の新しい(ちょっと難しい)曲も弾いてみて!と声かけしますと、
息子が弾いてみて「難しい!」と言って
1回弾いて「もう弾かない!」と勝手に他の曲を弾く。
でもまた次の日その曲を、1回弾いてみて?と声かけすると、また1回だけ弾く。
そのうち何日もすると、いつのまにか上手になっている。
ということも、よくあります。
そして、その曲が大好きになったりします。
ひとつの曲を、弾けるまで練習することができる子もいますが、
こんな、一見好き勝手な息子の練習方法でも、ちゃーんと上達しているのです。
そして、好きな曲をとことん味わっています。
氣に入った曲は、それは何回も何回も、弾いています。
移調したりほかの音域で弾いたり、いろいろ楽しんでいます。
息子は、今は2冊の教本を使っています。
ひとつは、三善晃さんの「ミヨシピアノメソード」。
初歩の段階からポリフォニーの音楽(左手が伴奏、という形ではなく、右手も左手も別々に動く旋律のように聴こえる)でできているものが多い。
その意味で「この段階でこんな曲が?」と驚くような難しいものも混ざっています。
そしてどの曲も美しく芸術的。いわゆる「幼稚さ」がないので、たとえば初心者の大人がおさらい会で弾いてもいいような曲ばかりです。
息子がこうした練習のしかたをしているのも、三善さんのメソッドならでは、かもしれません。
以前にさらった曲をいつまで弾いても、美しいので楽しめるのだと思います。
以前、「難しい!」と言っていた曲、3巻のおわりのほうの「ながれる雲」。
ほんとうに、ゆったりと雲が流れるように弾けるようになってきました。
そうすると、楽しいらしく、1日に20回でも弾きます。
弾き始めたころは、1日1回以上、絶対に弾かなかったのに…。
音を味わいながら、何回でも弾いて楽しんでいます。