子どもの学びをサポートする親として、「環境をととのえる」ことが大事、という話の続きです。ピアノのレッスンでの場合もそうです。
子どもがピアノを習うとき、お家での毎日のお稽古が大事です。
よりよい状態でお稽古するには、やはり親のサポートも大事です。
どういう意味でのサポートかというと、「声がけや態度」、そして「弾きたくなる環境をつくる」ということです。
意外に見落とされるのは、「弾きたくなる環境作り」です。
我が家では、家の真ん中にピアノの部屋があります。昭和の古い家で間取りも古いのですが、部屋の戸を開けると、お台所にいてもピアノが近くで聞こえるし、子どもが遊ぶ部屋からも隣です。
だから息子も、遊んでいてふと、急に弾きたくなったらピアノを開けて弾いてみたり、ピアノで遊んだりなどが、ほんとうに自然に生活の中に入っている感じです。
とくに小さい子にとって、ピアノの「置き場所」は、案外重要です。
そういうちょっとした環境の違いで、急によく弾くようになったりすることはあります。
お家の間取りにもよりますが、各お家でちょっと見直していただけるといいかもしれません。
「声かけ」はやはり、大事です。
お子さんがレッスンしている曲を、お母さんが口ずさんだり、聴きたいな~と言ったり…など、
明るく声かけしていただけるのが、一番だと思います。
お子さんも本当はピアノが好きだけれど、ゲームやほかの遊びに夢中になって後回し…というのは現代っ子にはありがちかもしれません。ちょっとした声かけで、やる気が出たりすることは多いと思いますので、自然と弾く雰囲気づくりがいいですね。
大事なのは、サポートというのは「練習させる」とか、「しなさい!」と怒るのではない、ということです。
ピアノは楽しい!と感じながら弾いて、上達できるのが一番ですね♪
また、親がクラシック音楽を聴く、というのもお勧めです。
クラシックに限りませんが、クラシックも聴いていただけるといいなと思います。この場合、子どもに聴かせるのではなく、です。
聴くことについては、また書いていきますね。