昨日のレッスンの様子。
和音の響きの連続でできた曲で、
前回のレッスンでのアドバイスから、しっかり練習してきた様子の○○くん。
ゆっくりのテンポでの同音和音の連続。
音をとぎれないように保って弾きたいところを、上手にできるようになっています。
それで、今回は一歩すすめたレッスンです。
また改めて、ピアノの中を見てみます。
鍵盤からハンマーがつながって、ハンマーが弦をたたいて音が出る…
と確認してから、
弦がいい音で響くには、どんなふうに弦をたたくといいかな?と。
そこで、レッスン室にある「グロッケン」をたたいてみます。
ばちを持って打ちます。
片手で持てるような小さな楽器ですが、
美しく響くかどうかは、やはり叩きかたによって変わってきます。
いろいろな叩きかたをしてみます。
力まかせに打つと音が汚い。
遠くから打っても音がよくない。
押さえつけても、響かない。
…というふうなことは、ピアノも全く同じです。
ピアノの鍵盤の中に、
ちょうどハンマーが弦をたたいて美しく響くポイント(=打点)があります。
グロッケンの、ちょうど響くポイントが、
ピアノの鍵盤の中に入っていると考えるといいかもしれませんね。
そのポイントをねらって、押さえつけずにコーンと、響かせる感覚です。
結果的に、美しい音が出る身体の動きをつかめば、
身体の法則を学んだことになります。
ピアノでは音がフィードバックになりますが、
お家で電子ピアノで練習しているという場合でも、
その動きを思い出して練習してみてください。
体験したことは、残っているはずです。