おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

遅めのスタート

ピアノの先生たちは、ご自身のお子さんにもやはり、ピアノ教育を受けさせておられるかたが多いことと思います。さて、我が家では。

息子は今、小学2年生、もうすぐ3年生になります。

今頃、一般的にみれば遅いスタートですが、ピアノを教え始めました。

この子は小さいときから好みや意思がはっきりしていて、幼稚園のときからダンスや「振り」つきの歌は、「一切」やらない。音楽をかけながらの体操も、やらない。小学生になっても、運動会の全員のダンスでも、一人で突っ立って絶対に踊らない。と徹底ぶりでした。小学校の音楽で、今風のダンスをかなり取り入れた授業をされているのですが、先生によると、やはり何もせずずっと突っ立っていたそうです。

そういう子だったし、やらないだろうと思い、特にピアノや音楽を教えていませんでした。リトミック的なものも絶対にやりませんし。

和服を着て腰に刀を差して侍になっていたり、歴史の本ばかり読んだり、日本の城や戦艦の細かい絵を描いたり…自分のつくる空想の世界にばかり夢中な子でした。

そのうち、自分からピアノを習う気持ちになったらしいので教え始めました。でもずっと、ちょっとレッスンしてはその後1ヶ月全くピアノをさわらない…という感じ。ピアノ習っているとは言い難い状況でした。我が子なので、特に練習させもせず(やりたくないことは、本当にやらない子なので…。)そのままにしていました。

そんなふうに休み休み、のんびりとレッスンした内容は。

もう2年生だけれど、最初から楽譜を教えず、色鉛筆で手書きした、絵のような譜から始めました。音の高低と長さと、歌と鍵盤が一致するよう、少しづつすすめていました。

やっと「きちんとレッスンをして、なるべく毎日弾くように」し始めたのは、ほんの1~2週間ほど前。一昨日、初めて、大譜表を見せて教えてみたら、すぐ楽譜の読み方がわかったようです。そのとき、これやってみる?と渡したのは、右手と左手が受け渡しして旋律を弾く、または単音の左手伴奏のある曲など、初歩の楽譜。その日から、楽しくなってきたのか、「自主練」と言いながら、ひとりでどんどん楽譜を見て何曲も何曲も、弾きはじめました。

 

この様子には、私もちょっと意外でした。(ピアノを習うようなタイプではなかったんですよ。)

やる気が出たら一気に進歩する、そのスピード。

それから、その子に合わせた”根っこ育て”していれば、ちゃんと育っていたんだということ。(今まで私自身にはそんなに、教えた、という感覚がなかったんです)

我が子ながら、結構面白いです。

そして、指導するということに、新たな学びもありました。