おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

読譜の学びどき [読譜・その1]

 

 今週のレッスンのようす、小学校2年生のお子さん。

レッスンがはじまると、ピアノの前に初見でソルフェージュ。それから、ピアノのレッスンです。

このお子さんにはこのところ、ソルフェージュも数冊のピアノのテキストも、特に、「改めて、読譜を確実にする」をテーマに練習しています。

「改めて」という言葉を書いたのは、あとに書きますが、この年齢だからこそ、です。

ちょうど、ピアノで弾く音域が広がってきて、一曲の中で手のポジションがあちこちに移動したり、五線の途中で高音部(ト音)記号が低音部(ヘ音)記号に変わったり、また戻ったり…最初に手を置くポジションが曲によっていろいろだったりします。そんな楽譜に対応できないと、弾けません。

ひとつのテーマを意識して練習する曲を選び、「集中してそのテーマを学ぶ月間」というやりかたが、確実にちからをつけるのにいい、と思っています。

 

多くの幼児さんは、楽譜をしっかり理解する以前に、感覚や音の記憶でぱっと弾けることが多いようです。でも、8歳くらいの年齢で改めて、「ちゃんと楽譜を読めている状態」になるために、練習が必要な時期だ、と私は思います。

 

もっと小さい年齢で、「きちんと確実に楽譜をよめる」ことを指導しても、講師が「ちゃんと読めているかテスト」的な視点で詰め込もうとしても、…その時点では読めているように見えても…、やっぱり本当にちゃんと読めるようになるのは、この年齢、7歳を過ぎてからだと思います。(もちろん、個人差はあります。)

 以前、幼児のころから楽譜を教えてきたお子さんたちをみても、やはりこの年齢で改めて、確実によめるよう、理解しなおすことが多かったです。

今が、学びどきだからがんばろうね~。

楽譜をみて「頭で音が鳴る」ようになることを目指そう!