おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

弾きたい曲を弾く!

発表会に向けて、練習しています。

大きい子たちから早めに曲を決めて、

連弾する子は、曲を選んでもらったりしています。

 

お母さんと連弾する、3年生の〇〇ちゃん。

少し短い曲なので、もう一曲、と提案して

3曲聴いてもらうと、「全部弾きたい!!」

 

素晴らしいですね!

やりたい気持ちが一番です!

 

別の3年生の〇〇ちゃんは、

2年生から習い始めて、熱心な練習で上達されました。

気に入って選んだ、難しいかなと思ったレベルのソロの曲を

しっかりと弾けるようになっています。

 

今、一生懸命楽譜を読めるようお稽古している、一年生たち

それぞれに、「この曲好き!」反対に、これは好きじゃない、とかも

しっかり意思表示してくれて

とってもいいことですよね。

 

発表会ではできるだけ、好きと思える曲を選んでいます。

そうすると、好きのパワーで

ちょっと難しくても弾けるんですよ。

 

小さい生徒さんたちは、これから曲選びです。

楽しみですね♪

 

 

 

 

 

 

5月・6月のうたごよみ

7月も一週間すぎました、うたごよみの記事遅くなりました。

 

うたごよみ」は、うたあそびのクラスです。

毎月ごとに、その季節をあらわす歌で

たのしくあそんでいます。

 

うたごよみでは、ピアノは使いません。

木でできた笛、ペンタトニックのグロッケンなどを使うほかは、

歌って、からだを動かします。

 

笛のメロディーで始まり、輪になって

詩と一緒にオイリュトミー。

輪になって座り、お名前を呼ぶ歌あそびや

手遊び、お手玉あそびなど。

 

立って、季節の歌が大きな動きで始まります。

5月は、春まっさかり!

春だよ!と歌いながら、あちこち歩いてまわります。

 

畑まで来ると、春の花や、いろいろな生き物に出会います。

生き物たちそれぞれの歌であそびます。

若葉のおしゃべりの歌や

ちょうちょの歌は、私が作曲したもの。

柔らかなシルクの布を揺らして遊ぶのは

子どもたちも大好きです!

 

6月は、雨の季節。

ぼつぼつ…と詩や、ポトポト…と

シュタイナーの愛撫のための手遊び

 

立ってするあそびは雨の中のお散歩や

かたつむりのうた。

子どもたちがかたつむりになってツノを出すのが

ほんとに可愛いんです♪

 

手をつないで、かたつむりの大きなうずまきを作り

またほどけて逆回り

も、楽しいんです。

 

みんな、歌が大好きで、

2回目のクラスではすっかり覚えて歌ってくれますよ。

5月に体験にいらしたお子さんたちが

6月からは新しいクラスで参加されるようになりました。

7月は、夏のうたであそんでいます!

子どもを「認める」

いつもは、ピアノや教室に関してのことを書いていますが

今日は、子育てのことについて書きます。

 

昨日、うちの娘が6年間、息子が4年間お世話になっている習い事の先生と、

ほかのお母さんたちを交えて、じっくりお話する機会がありました。

 

思えば、今から4年ほど前。

娘が小学校6年で息子が1年生だったころ。

私は、まだ子どものこと・子育てに悩みがあり、

先生に相談することも何回かありました。

先生は当時、いつも私が氣がつくよう、アドバイスをくださいました。

 

その後、私自身、「氣付き」を重ね

心の持ち方を学び、

私自身が変わり、成長することで

夫婦関係が変わり、子どもに関する悩みが全くなくなりました。

 

そう、すべては、

私自身の意識の持ち方次第だったんです。

 

昨日は、(先生が基本的にアドバイスされていましたが)

子育てに悩み多きお母さんに、

こんな見方もあるよ、こうしてみるといいいかも?

とちょっとだけ、提案さえできる私になっていました。

 

 私が子どもにしてきたことは、ただその子を

「認める」ということだったなぁと思います。

 

私は、基本的に

あれこれと先回りして、子どもの世話を焼いたり

学校や勉強のことで

子どもに口うるさく言うというようなことが、まずありません。

 

「子どもの持って生まれたもの」が、ある。

それを認めて

信頼して

あとは、「よくうちに生まれてきてくれたね!生まれてくれてありがとう!」

というのが根底にあれば

親自身の想いや生き方を、ありのままに伝えるだけで

いいんじゃないかなと思うのです。

 

息子が4年生の時、授業参観で、作文を発表するというのがありました。

生まれて10年間を振り返り、お母さんに感謝の気持ちを伝える

という内容だったのですが、みんなの作文を聞いて

ほかのお母さんたちは子どもに本当にたくさんのことを

「してあげている」んだな、と

(みんな、お母さんに「してもらったこと」をたくさん書いて、ありがとう という内容だったのです。私は子どもに全然そんなにしていないな…とちょっと居心地が悪いように)

感じていたら、息子の番。

 

恥ずかしがってやっと息子が読んだ作文は、こんな内容でした。

最初に生まれたときと、小さいころの出来事を言って、

 

「お母さん、産んでくれてありがとう。

お母さんが産んでくれなければ、ぼくはこの世にいませんでした。

この命を大事に生きていきます。」

思わず、涙が出そうになりました。

 

息子(5年生)は、好きで思いのままに小説を書いたりするのですが、

学校の作文は苦手なんです。

たぶん「こう書くとよい」という形が苦手、

それで、本当に心から出たことしか、書けないんです。

「産んでくれてありがとう」は、本当の、本音なんです。

 

きっと、根本的な部分、

「認めている」ということが

息子には伝わっているのです。

 

改めて、それがあれば親子関係は大丈夫で

子どもは自分で人生を選び

強く生きていける、と思います。

 

そして、親が子どもの人生に介入して子どもを思い通りになんて、

できないのです。

 

子どもたちは本当に、

一人一人個性があって、一人一人違います。

持って生まれたものがある。

それを認めると、「なんで?」とかその子に対して否定とかが、ない。

 

自分の子にもそうですけど、レッスンに来てくれる子どもたちも同じで

いつも、「よく来てくれたね!」という気持ちでいます。

ひとりひとりみんなのことが大好きで、

みんなも私のことが好きなんです。(きっと!) 

 

レッスンに来てくれる子たちへ、私の想いです。

 

「いつもレッスンに来てくれてありがとう。

成長していくあなたたちとともにいられて幸せです。」 

卵のかたち?

ピアノを弾く手は、「卵のかたち」、

「卵を握ったような手のかたち」で弾くのが正しい、

というふうに、習う人も多いと思います。

私も子どもの頃、そう習いました。

 

けれど、実はそれは違うんです。

 

「卵を握った手のかたち」のフォームで鍵盤に手を置くと、

指先の、鍵盤に触れる部分が、爪の近くになります。

物をつかんだ形の手は、指先を内側に巻き込んだようになり

腕の筋肉の使い方も、自然に腕の重さを伝えるフォームとは違ってきます。

 

そして小さい子に、この形、と教えると

まじめにやればやるほど、「かたちを作ろう」として、

余分な力を入れて弾いてしまいます。

特に、手首から腕の余分な力が入りやすく、

それが癖になってしまいやすいのです。

 

「手を丸くしましょう」

という指導をされることも、

まだよくあるようですが、それも、違うと思います。

指の3つの関節すべてを、凹ませない(外側に出す)

という意味では、いいのですが。

 

フォームは、音の響きと表現のために合理的なのであって、

「かたち」が大事なのではないのです。

 

「かたち」を優先するために、間違った

(=筋肉に負担をかける、からだの動きの視点からは合理的でない)

弾き方が、癖になってしまいがちなのです。

 

私がお伝えしている「奏法」で、最初に大事にしていることは、

鍵盤の上に手を置いたときに、

肘から手首までの、上側になる筋肉を「固めない」

ということ。

 

指先の、鍵盤に触れる部分

(=タッチポイント。基本的には指の先と指のハラの間)

に、「腕の重さを乗せる」こと。

 

手首をやわらかくして、鍵盤に重みが乗るように

音が響くように打鍵して、

音が終わるときに手首をもとにもどす。

 

まずその感覚をつかむのが、誰もすぐにできることではありません。

練習です。

それが奏法の第一歩です。

 

ピアノ導入期の小さいお子さんには、

こんなふうに、奏法をお伝えしています。

 

まずは、重みを乗せる感覚がつかみやすい、

2の指(人差し指)や3の指(中指)から始めます。

その一本指だけで、ピアノの音が響くように、

「ポーン」と鳴らす。

それを丁寧に練習します。

 

もちろん、動きだけでなく音楽なので

音楽的なリズムや流れも体験して身につくよう

曲の練習、連弾でハーモニーも聴けるようなレッスンも、大事にしています。

 

が、奏法第一、悪い癖をつけないことが大事なので

習う最初から、何かの曲のドレミを覚え、どんどんいろんな曲を覚えながら弾く、

というレッスンにはなりません。

 

レッスンで、じっくり打鍵のしかたを練習しているので

とても自然なフォームで、丁寧に弾く〇〇ちゃん。

幼稚園で鍵盤ハーモニカを弾くとき、「たまごのかたち」と習ったそうですが、

ピアノはレッスンで身についているフォームで弾けています。

 

鍵盤ハーモニカは楽器じたいが小さくて鍵盤も軽いので、わかりにくいですが

ピアノは、内部で弦を打つため、打鍵によって音色も変わります。

また、お子さんが成長して、曲の音数が増えてきたとき

基本的な奏法が身についているかどうかか、大きな違いとなってきます。

 

手の形を固めて弾くような指導から

手の甲側につながるほうの筋肉を固くして弾く癖が

つきやすくなるのですが

あとで、自然にからだを使う奏法を身につけようとすると、

一度ついたよくない癖を直すのには、根気が要ります。

(小さい子のほうが早く直ります。)

 

子どもたちが、

無理のないからだの使いかたで、ピアノの奏法を身につけられることを

願っています。

3月・4月のうたごよみ

季節や自然を感じるうたで、うたあそび。 

毎月ごとに、移りゆく季節のようすや自然を表現するうたを歌い、

お友だちと一緒に、からだを動かしてあそびます。

 

はじめに笛でいつもの歌を吹くと、

子どもたちは手をつないで輪になります。

詩と手遊び、お手玉遊び。

 

立って、輪になって大きなお鍋を作って。

 

3月は、春がもうそこまで来ているのを感じます。

土の中の小さな芽。

春を待つ生き物たち。

 

お日さまを呼びに行く、ことりたち。

やってきたお日さまは、まだ眠っているお花たちを起こしにきます。

 

そして春がやってきた!

春のうた、そして「ずくぼんじょ」のわらべうたで遊びます。

 

ずくぼんじょって、「つくし」のことなんです。

つくしを見たことがない、という子が多かったので

〇〇ちゃんが、持ってきてくれました。

 

f:id:kaoripiano:20170429091226j:plain

 

うたあそびでは、全体の流れを大切にしているので

うたのストーリーの世界に入ったら、

説明や指示は、できるだけ避けています。

 

それで、始まる前につくしを見ていただきました。

 

〇〇ちゃんは、遠く三田市の自然豊かなお住まいから通ってくださっています。

おうちのまわりに、つくしはたくさん生えているんですって。

たくさんお料理して食べたと教えてくれました。

 

みんな、初めて見るつくしに興味深々!

うたあそびの「ずくぼんじょ」がだんだん大きくなるようすを

想像できたかな?

 

4月は、春が嬉しくて、

「春だよ~!」と歌いながら歩きます。

畑までやってきました。

土の中のもぐらを起こしたり

花の歌をうたったり

 

門くぐりの遊びは、大盛り上がり!!

でもそのあとは、シルクの布で春の風になったり

ふんわり優しいうたの世界に入ってから、

静かに座って、お話を聴きます。

 

みんなの笑顔で いっぱいのうたあそび。

みんな、本当に楽しそうです!

春。

ご入学、ご入園、ご進級おめでとうございます。

春はやっぱり嬉しいですね。

娘も無事、志望の高校に進学でき、今週は入学式でした。

 

かおりピアノ教室の、新一年生になった生徒さんたち。

30分レッスンだった子も40分レッスンになりました。

内容も進んでいきますので、楽しみですね。

 

さて、今月に入って、新しく3人の生徒さんがご入会くださいました。

 

初めてピアノを習う5歳さん、

個人レッスンの体験と、「うたごよみ」も両方楽しそうでした。

 

今まで習っておられ、お引越しで来られた新一年生さん。

体験レッスンと一回目のレッスンでは、

今まで習ったことがなかったという、響きを聴きながら学ぶ「奏法」についても

すでにどんどん吸収されています。

 

新4年生で興味が出てきて、初めてピアノを習う男子!

素敵ですよね。楽しくレッスンができそうです。

 

そして、9月初めに予定している発表会。

プログラムや生徒さんの曲選びも、はじめています。

毎日、この子にどの曲が合うかな…。

と、あれこれ、ず~っと考えています。

楽譜屋さんでたくさん買い込んだり

いろいろ調べたり

プログラムを組むため、考えて試行錯誤したり

 

私もワクワクです♪

「響き」を聴くレッスン

生徒さんにレッスンでお伝えする内容も

ますます進化しています!

 

「奏法」に関して、私自身、しっかりとつかめたので

それを、私の教室での指導の「」にしていこう!

 

と、改めて決めました。

 

もちろん、以前から

その方向性でレッスンしてきたのですが

 

ますます、内容を深めていきます。

 

具体的には、一言でいうと

「響き」を聴くレッスン

 

そこから、「奏法」のレッスンが始まります。

 

ひとつひとつの音の響きを聴きながら

打鍵のしかたやフォーム

からだの使い方、姿勢など

調整しながら、身につけていきます。

 

こう書くと難しいようですが

丁寧にやれば、どのレベルでも、どの年齢でもできることです。

 

ピアノを始めたばかりの、小さな子も

「ひとつの音をポーンと響かせる」

ということから始めています。

 

楽器(ピアノ)と部屋も、「響きを聴く」ために

環境を整えていますので

 

f:id:kaoripiano:20170307121229j:plain

 

普段は、蓋を閉めていますが、

可能な子(外を気にしない子)はレースカーテンも開けて

よりよく響くようにしています。

 

音楽のレッスンにはいろいろな要素が必要ですが

「奏法」に関しては後回しではなく

まず最初に。

 

が、私の方針です。

 

なぜなら、

「奏法」が身についてこそ

豊かに表現ができ

ラクに、弾けるのです。

 

また少しづつ書いていきますね