おとねっこピアノ教室  

川西市向陽台の個人ピアノ教室です。「ピアノで幸せに!」を願ってレッスンしています♪ お問い合わせはホームページ http://kaoripiano.jimdo.com/ まで。

1月・2月の「うたごよみ」

「こんにちは~~!!」

うたごよみ」の時間、

いつも元気な、子どもたちの声が聞こえます。

 

みんな集まってくると、ピアノのお部屋が

参加の幼児さん、お母さんたち

そして、小さな妹さん弟くんで、いっぱい。

寒い冬でもみんなの熱気であたたかくなるくらい!

 

毎月ごとに、季節や自然をあらわす歌で

楽しくあそんでいます。

 

1月。

お正月の歌を中心に。

 

お手玉をお餅に見立てて、歌ってあそんだり

手遊びから。

立って、手をつなぎ

お餅をねらって、ねずみさんが来た!

ねずみの出てくる歌をいくつか。

輪が大きく動いたり

みんなでくぐったり。

 

みんなで大きな渦巻きを作る歌。

たこあげ、こままわし

動き回って

さいごに、楽器あそび、そしてお話。

1月は昔話の素話を聴きました。

 

2月は、一年で一番寒い季節!

テーマは「冬」、そして「雪」。

歌と一緒に、お手玉をまわすあそびは

小さい弟くん、妹さんも一緒に。

 

お母さんにも参加してもらって

親子でコミュニケーションできるうたあそびも。

子どもたちの笑顔が輝きます!

 

大雪の外を歩いたり

そりに乗ったり。

雪が降ってくる歌では

真っ白な、シルクの大判の布を大人2人で、空中で広げると

みんな、自然とその下に入ってきます。

ふんわりと、みんなの頭の上に雪、のイメージで

きもちいい~~!!

みんな、嬉しそう!

 

もうみんな、すっかり歌を覚えて

一緒にうたってくれます。

 

2月は、こびとさんが出てくる小さなお話を、

手あそびや歌も一緒に。

楽器あそびもみんな、大好きです!

 

ピアノの個人レッスンと両方来てくれている子たちも

ピアノとはまた違い、お友だちとからだを動かす楽しさで

とても、楽しみにしてくれています。

 

うたあそびで歌った歌を、弾いてみることもありますよ。

 

音楽って楽しい!

そして、暮らしの中にある、ということを

うたあそびから感じてもらえると思います♪

9歳・10歳男子。

9歳・10歳男子の生徒さん。

 

シュタイナー教育でも、

「9歳から10歳に大きな変化があらわれる」

ということが言われますが

本当に、そうなんです。

 

うちの息子も今、4年生ですが

この「4年生」という一年間、みていて、

大きな変化を感じました。

 

それは、本人の意識の変化なんです。

 

「周囲と自分」を区別して、見始めます。

 

大人を、自分とは別のものとして、

冷静に、見つめるようになります。

ちょっと距離をおいてみるようになるようです。

 

学校の先生も、小さいときは「先生~!」と信頼していたのに

急に、「あの先生は言うことが矛盾している。」と言い出したりします。

一方で、何か尊敬できる先生のことは、信頼します。

 

そしてこれは、私からみて思うことですが

この時期の子どもは、

心を動かされることは、ちゃんと伝わるんです。

 

そして、心に残っていきます。

 

ピアノのレッスンも、伸びるときであり、

反面、面白くなければやりたくなくなります。

教師の在り方が問われる時、だと思います。

 

4年生(10歳)男子。

音楽の「表現」について、伝えて

感じ取って演奏に表したら、面白くなってきます。

 

どんなイメージのスタッカート?

ゆっくりな鐘の音をあらわす曲。

鐘の余韻をイメージして音を鳴らすと…

いきいきと表現して弾いてくれました。

 

「表現のスイッチ」が入ったら

○○くん自身が、面白くなって

私も楽しいんです。

 

3年生男子。

交互に強弱で表現するのが面白い、短い曲。

あ、面白いな

そこが、表現の入り口。

まだまだ譜読みが難しかったりしますが

そこは、伸びる時期なんですよ。

コツコツ積み重ねれば、できるようになる時です!

 

余談ですが

息子も、9歳(3年生)までは

「ママー」と甘えてベタベタしたり

ママ大好き!と一日何十回言うのかってくらい、言っていたのに

10歳の誕生日すぎると、急に「お母さん」と呼ぶようになり

甘えなくなり、でも

「大好き、って言わなくなっても、同じ気持ちやから…」と言っていた通り

信頼関係はしっかりあるようです。

 

私は、子どもたちはどの子も

それぞれに尊重したいし

それぞれに素晴らしさがあって

それを、認めているし

存在そのものが素晴らしいし

今、その成長の過程をみせてもらって嬉しい。

レッスンでも上から目線で言って従わせるなんて

もってのほか!

と思うので

そこが伝わっているのかな、と思ったりします。

フェルデンクライス、ピアノのレッスン 嬉しい変化!

嬉しい変化!

本当にからだがすっかり変わった感じです!

 

前の記事ふたつ、

先週末にピアノのレッスンを受けて、書いたものですが

「転機になる、

大きく変化するきっかけになる予感」

「数日で、変わってみせる」

と書いたのが、

現実になったようです!

 

自分でも、

身体の感覚がすっかり変わり

ピアノの音がきれいに響くようになり、

思い通り、からだが動き、表現できるようになったので

わかっていたのですが

 

先生に、昨日のレッスンで

「段違いに、音がきれいになった、澄んだ音になった!

たった一週間で!!」

と言っていただき

いつ、どんなふうに変化のきっかけをつかんだのか

興味をもって聞いてくださいました。

 

きっかけは、

前の前の記事に書いたように

レッスンのなかで「音が変わった」と言われたときの

からだの感覚の変化を、からだが覚えていたことです。

 

まず、座り方が変わり

座った時のからだの感じが変わった。

そうすると、からだ全部が変わって

難しかったところが、あそこもここも、

急に、思い通りに弾けるようになったんです。

 

前の前の記事「濃いレッスン」では、

先生からいろいろな細かい指摘や

からだの使い方のアドバイスをもらったレポートを、書きましたが

 

今回のレッスンでは、

音楽的な、表現の内容中心。

からだの動きに関しては、前のような

あれこれとたくさんのアドバイスは、なくてよかったようです。

 

2曲弾くうちのメインの大きい曲は、

次々と調性が変化し、イメージも次々、変化していく曲なのですが

その変化を、

「今もよく表現できているけれど、もっと出していいよ」

と言っていただいて。

 

こうしていっぺんに変化した、きっかけの

「座り方」、ですが

先生から、座り方や姿勢に関してアドバイスは、なかったんです。

 

(ほとんどの人、専門的にピアノをやっている人も

後ろに傾いて座る癖があるそうで、

先生はまっすぐ座るようアドバイスされるそうですが、

私はそんなことはなかったので。

見た目にはわからないくらいの、

ほんとうに微妙な違いだったようです。)

 

背中側がふんわり、広がったような感覚。

 

その微妙な位置を、自分で、

からだの感覚でみつけられたのは

それはきっと、今までの素地。

 

それは、長年からだに注目してやってきたこと、

意識をからだに向けること、

4年続けている「フェルデンクライス」のレッスン。

 

フェルデンクライスは、

ただただ先生の誘導をきき、少しづつ動きながら

自分で自分のからだに意識をむけて、自分で「氣づいていく」

ということをやっているワークです。

先週半ばに、グループでのレッスンを受けたときに

「腕のレッスン」もしていただいて、

腕の垂れ方が変わった感覚がありました。

座り方も変わったあとだったので、翌日から

腕の動きももっとラクになって。

 

こうして、いっぺんに自分の中で、結びついたようです。

 

まずは、来月の本番まであと3週間。

練習に励みます~!

 

そしてこれから、

徐々に人前で弾けるレパートリーを増やして

演奏の機会を増やしていきたいと思っています♪

本氣の探求

前の記事の続きです。

このレッスンを受けて、

 

kaoripiano.hatenablog.com

 

本氣の探求が始まりました。

 

学生時代や独身のころの演奏会前のように

一日4時間以上も練習したりは、今はできない。

 

でも、日常生活の合間に、からだに意識を向け

呼吸を意識したり

自分のからだと対話しながら

 

それは、「フェルデンクライスメソッド」(からだのワークです)

でやっていることと、同じです。

自分自身への「氣づき」なのです。

 

がむしゃらにピアノの練習をしても、からだは変わらない。

ピアノの前に座っての練習は一日1時間半だけ、

を、その日から2日間。

 

ひとつひとつの音を出したとき

響きはどうか?

からだの中はどうなっているか?

意識を向ける。

 

そうすると、何かの音を出したとき、

関節の動きのブロックがあると、自分で氣づくのです。

 

音を出したときに、

「動きの響き」

 が、どこにきているか。

 

指だけや手だけで叩くと汚い音になりますが、

腕全体を使う、けれどそれだけでもなく

その日、たとえば

肩甲骨に、小さな小さな「ここが動いている感」

というようなもの、いわばひっかかりのようなものを

みつけたりします。

  

うまくいっている合理的な動きだと、

からだ全体に動きの響きは伝わっていくのですが

逆に、小さなひっかかり感をみつけたとき

それが、動きのブロックになっているようです。

 

ほとんどの合理的でない、うまくいかない動きの場合は、

それに「気付いていない」から、そうなるのですが。

 

そして、その小さな小さなひっかかりを取って

最終的には「何もない感覚」になるには、

どう動けばいいか

 

そうしながら確かめながら音を出していくと

まず、

ピアノの椅子に座っている感覚そのものが

すっかり変わったのです!

 

これは、いい感じ!

 

どんな動きでも、筋肉の痛みや違和感があるのは

からだの使い方の間違い、「癖」からです。

 

ピアノを弾かない人の日常生活でも、もちろんそうです。

 

さらに、ピアノの演奏は高度なパフォーマンスなので

音楽大学の先生方や演奏家で、難しい曲を弾く人でも

難しいところを弾くと痛いとか

どこか不具合がある人の話は、しょっちゅう聞きます。

傷みがあるのは動きに無理があるんですね。

 

私は、筋肉の不具合はまったくないのですが、

ほんとうに芯から、からだをゆるめて、

思い通りの演奏をラクにするには

まだ、氣づいていない動きの癖があった。

 

曲の中には、あらゆる音、鍵盤に手を置く位置

音楽的な意図に沿った表現があるので、無限に動きが違うのですが

そうやって意識を向けると、ひとつの動きごとに

氣づいていきます。

 

20歳代のころのように

必死の練習ではないのです。

 

面白くて、夢中なのです。

 

今週も、フェルデンクライスのレッスンも受けてきます。

 

学んで、つかんだら一生ものです。

からだは賢いので!

 

必ず、生徒さんたちのレッスンにも

お伝えできることが、バージョンアップできるはずです!

「濃い」レッスン

生徒さんたちのレッスンの様子の話も 

書くことがいろいろとあるのですが。

私自身、今本番に向けて、濃い学びの続く時期なので

またしばらく、

「私の学び」カテゴリで書くのが続きます。

 

3月の公開演奏会に向けて、

前回は分析のレッスンでしたが、

今度は、ピアノの演奏のレッスンを受けてきました。

 

いやはや!

それはそれは、「濃い」レッスンでした!

 

 きっと、この日受けたレッスンが

私のピアノ演奏の

転機」になるかもしれない。

変化の、大きなきっかけになるかもしれない

そんな予感がします。

 

レッスンは、こんなふうでした。

まず私が、ひととおり通して弾いて聴いていただいたたあと、

最初の1音の出し方から

イメージ、からだの使いかた、呼吸、

 

そして次に進むごとに

ひとつのフレーズでも

どんなイメージを持って弾いたか?聞かれ

ひとつの音でも

「どう弾くか」が自分の中になく、ただなんとなく弾いたりすると

…先生の前では、もう「丸裸」状態です。

 

私が弾いたのを「こんなふうに聴こえるよ」、と

あらゆる比喩を使って言ってくださるので

あまりに的確で、それが面白くて笑ってしまうことも。

 

音楽的な、また作曲家の意図からの

弾き方のアドバイ

 

「響き」で表現すること。

単音の旋律だけの部分も

単音連打の伴奏も

たったそれだけの音しかない(音が少ない)部分を、

響きで表現する。

 

この曲はシューベルトらしく、

和音の連打が続いたり

あらゆるテクニック、音型が次々に出てきて

どんどん転調していく

(たとえばショパンやリストの曲のような)華やかさがない、地味な曲なのですが

10分近くの長さのある曲を「聴かせる」という意味で

表現上の難しさがある曲です。

 

そして

からだの使い方のアドバイス 

 

手や指だけでなく、からだ全体

背中まで使えているか

動きが、どう伝わっているか

鍵盤から弦に、動きが伝わり音が響いているか

音がどこまで響いているか

 

手首や肘に一瞬の力み、動きのブロックが入ったとき

呼吸はどうか

肺は、胸だけでなく鎖骨の近くや背中側まで広いそうなのですが

そこまで使って、息が吸えているか

 

手加減なく、容赦なく指摘があり

それは

私に「氣づき」を与えるものだったと思います。

 

言われてすぐに弾き方を変えると

「そう!」と言ってくださるので

私もそれを身体で覚えて

 

途中から音が変わった、と先生に言われ

自分でも身体全体の感覚が、変わったのです。

 

先生は、

からだが本当にゆるむと

からだが、どう弾いたらいいかを教えてくれる、と。

そうなったら、本当に面白いよ、と。

 

ホームページやブログにも過去に書きましたが

私も、からだに注目して学んできたので

本当にそうだろうと、思うのです。

 

このレッスンが、きっと転機になる

そう書きましたが

私は、この数日間で、からだの使い方を変える

弾き方を変える

つかんでみせる!そう決めたのです。

 

それは、本氣の探求です。

 

けれど、「必死の練習」ではないのです。

 

面白くて夢中なんです。

 

長くなるので、次の記事に続きます。

小学生の教材

小学生の生徒さんに使える教材、

私達が子どものころは「バイエル」がほとんどでしたが

今は、選択肢がたくさんありますね。

 

だからこそ、

講師は、じっくり教材研究をして

生徒さんひとりひとりをよく見て、適正を観察して

教材を選びたいと思います。

 

いろいろな教材をみてきましたが

なにかのメソッドや教材を選んでそれを順にやれば大丈夫!

というものはなくて、

なにより、子どもの状態をみて

どのようにレッスンしていくかが大事

と思います。

 

それから特に大事なのは

「いつ使うか」。

年齢や時期によって、かなり、適正が変わってきます。

 

大事な導入期、幼児さんのレッスンのしかたについては

また別の記事にしたいと思いますが

今日は、小学生の生徒さんの教材について

ご紹介します!

 

まずは、

私も生徒さんに、かなり以前(20年?)から使っている

アメリカの古典的な教材です。

「トンプソン現代ピアノ教本」

 f:id:kaoripiano:20170210112127j:plain

 

 

 オリジナル曲や編曲ものも、曲がいいし

着実に力を付けていけます。

はじめのうちから「曲のかたち」や「音型」に注目させて

楽譜をよむ力を付けるところも、いいですね。

 

私は「奏法」と「読譜」を別に考えていますので

奏法は奏法で、この教材に記載なくとも 指導しています。

 

ただし、この教材は、調号の多い調が増えてくるあたりから

一気に難しくなってしまうので

ほかの教材を併用して、充分にそのあたりを補います。

 f:id:kaoripiano:20170210112317j:plain

 

愛用しているのは、

現代のアメリカの作曲家、ギロックのもの。 

 

ギロック ピアノ メソード

ピアノ オール ザ ウェイ!」の、「2巻」。

 

この一冊で、全調とその主和音を「コード」で学びます。

 

「2巻」の前に「1a」「1b」の2冊がありますが、

これはまた違った内容で、別の使いかたができる。

「2巻」だけを取り入れるのもアリです。

適正は、小学校2年生ぐらい。

 

生徒さんの好みや適正によって

ほかの教材もありますが、

今日はこのへんで。

分析のレッスン

しばらくぶりのブログ更新です。

私自身のことですが、年末の発表会後

またピアノの練習に励んでいます。

今度は3月中ごろ、作曲の先生の会で演奏をするためです。

 

昨日は、作曲の先生に、

今回弾く曲の「分析」のレッスンを受けてきました。

曲はシューベルトです。

 

曲がどのようにできているか

楽譜を読み解いていくのです。

分析の難しさは曲によってさまざまですが

今回の曲は、難しかった~!

 

分析することは、

どのように弾くか、つまり、自分がどのように音楽を作っていくかが、

明確に方向付けられるので

ぜひとも、したほうがいいのです。

(難しいので、演奏する人でも分析はしない人も多いですが…。)

 

昨日分析したのが、メインで弾く曲。

分析が難しいだけでなく、やはり音楽づくりも難しい。

演奏時間も10分あり、雰囲気的には暗く、内容も濃いもの。

 

実はもう一曲、同じくシューベルトの曲で

8分半程度の長さの曲と、

2曲弾くつもり(あわせて19分になりますね)で練習していたのです。

が、やはり、

一般の人にとっては、内容的に聴くのがしんどいかも、

と先生と相談。

 

(去年の3月に同じ会で私が弾いたのは、モーツアルト

やはり19分ほどの長さの、ソナタ全楽章。

演奏時間の合計は同じ長さですが、モーツアルトソナタだと

一般の人にも聴きやすかったのです。)

そして…

2曲目は、

さらっと短く、聴きやすい曲

そして会のプログラム全体の「トリ」としてもしっくりくる曲にしよう…。

(私が弾くのが、 全体のプログラムの最後)

 

ということで

今頃ですが、2曲目だけ別の曲に変更することになりました。

 

さぁ、練習しなきゃ!

がんばりま~す!